5月の終わり頃にi-Podnanoを購入したらば、暫く眠っていた音楽愛が再発してきている。サッカーにはまってからというもの、あまりCDをしなくなっていたけど。
でも新しく好きになったミュージシャンはバンドって特になく(情報を集めてないだけなのだが)、歳とったせいもあるけど昔好きだったのがまた聴きたくなった。
自分が歌謡曲ではなく、初めて好きになった日本のバンド(というかユニットだけど)はPSY・Sだった。中1から聴いていた「サウンド・ストリート」の火曜担当のPSY・Sの松浦さん(確か坂本龍一の後任だった)の日が好きだったのがPSY・Sファンになったきっかけ。「マンスリーソング」という当時旬なアーティストとのコラボレーションも斬新なアイディアで、コラボしたアーティスト単体ではあまり好きでなかったミュージシャンも、松浦さんの手にかかるととても素敵に思えた(後に「Collection」というアルバムで発表)。
当時はお金もなく、PSY・SのレコードやCDも買えず、カセットに録音したものを聴いていた。多分はじめて買ったのは「Mint-Electoric」のアナログ盤(LPね)。そのうち「Angel Night~天使のいる場所~」がアニメ「シティハンター」のテーマ曲になり、それなりに知名度が上がっていった。ただ自分は当時地方に住んでいたので、とうとう一度もPSY・Sのライブに行くことはなかった。当時はインターネットもなかったし、ファン同士で情報交換するということもなかった。が、大学に入学したとき真っ先に友達になった子がPSY・Sが好きだったのでこれも縁だなと思った。
ポップなんだけど、恐ろしく完成度が高く、けして聞き流せない雰囲気のある音楽だったなぁ。当時の日本のポップス畑に居なかったタイプのチャカさんのボーカルも新鮮だった。キリンジの「DODECAGON」聴いたとき、エレクトリックなサウンドなのに違和感感じなかったのはPSY・Sの存在が過去にあったからなのかも。
でも今手元にPSY・Sの音源はない有様。アマゾンでPSY・Sを検索するとほとんどアルバムは廃盤ではないか・・・できればオリジナルアルバムは全て復刻にして揃えて欲しいのですけどねぇ。
そういえばキリンジの堀込高樹さんはキリンジをやる前にナムコでゲームミュージックを作っており、現在松浦さんはゲームミュージックをやっている。2人に接点はないと思うけどいつか対談やって欲しい・・・なんて思ってるのは私だけだろうか?