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「霊感少女ヒドミ」観ました

突然ですがブログタイトル変えました。
敬愛するエリック・ロメールの映画のひとつ、
「緑の光線」の原題です。

さてKIRINJI関連のツイッターで
ハイバイのという劇団の「霊感少女ヒドミ」というお芝居に
キリンジの「エイリアンズ」が使われているというのと
プロジェクションマッピングがミシェル・ゴンドリーっぽいというので
興味を持ったのですが、
さらにヒロイン、ヒドミ役が「牙狼-魔戒ノ花-」の
マユリ役の石橋菜津美さんと知って、
名古屋での公演もあるとのことで
もうそりゃ行くしかないでしょ~!ということで
チケットも取れたので観に行って参りました。

実はお芝居を観るのは10年以上ぶりだったかも(^^;
その昔、同じ職場に名古屋の某小劇団でお芝居やってた人がいたので
その方のお芝居を当時はよく観に行ってたんですけどね。
仕事変わったら疎遠になってしまって。

まずは石橋菜津美さん!
やはり第一印象はお顔が小さいってこと。
やはり芸能人ですよね・・・(^^;
そして舞台にいたのはまぎれもなく「ヒドミ」であって
マユリとは全く違う女性。
全く違う女性を演じてるのだから当たり前なんだけど
それが出来るのが俳優なのね、なんて改めて思った。

舞台の上は扉がある大きな白い壁と椅子のみ。
背景は全て映像で、これがミッシェル・ゴンドリー風味な訳で
ちょっと新鮮でした。
ある場面、「恋愛睡眠のすすめ」で観たかもって思ったよ~(^^;

登場人物はヒドミという少女と彼女の家に住み付く幽霊の男性2人、
そしてヒドミの恋人(?)のヨシヒロくん。
ヒドミも幽霊2人も自信なさげなのに
ヨシヒロくんはどういう訳か自信満々で俺様な男(しかもフェチ)。
そして幽霊2人はヒドミが好きなのに
ヒドミは俺様なヨシヒロくんにメロメロ。
ヨシヒロくんは本当にヒドミが好きなのかはちょっと不明。

そんな極端な登場人物の一方通行な恋模様に
なんだか不思議に共感してしまう。
結局片思いって成就しないと単なる妄想でしかなく
それでも自分に自信がなくて相手に想いは伝えられないし、
けれど相手には嫌われたくない・・・
そういったもどかしさ。
それでも思い切って幽霊2人はヒドミに
ヨシヒロくんの本当の姿を見せようと奮闘するのですが。

「エイリアンズ」がこのお芝居に似合うのは
この曲が熱烈なラブソングではないからだと思う。
日常に不安と違和感を感じながら生きてるのけれど
その中で誰かを思うっていう、そんな感じの曲だからかなと。

セリフも特に難しい訳ではなく、
観やすくてそれでいて気持ちを揺すぶられる
不思議で楽しいお芝居でした。
もう一回観たいかも~って思いましたね。

で、来月は藤田玲さんの「戦国BASARA4」が待ってますけど。
ネットやツイッターで出演者のヘアメイクや衣装見ましたが
ゲームそのままで、まじゴイス~って思いましたわよ。
お芝居は小劇場系のものは慣れてるけど
ゲームの原作ってちょっとどんな感じかわかんないけど
(私、ゲーム全くやらないので)
俳優さんたちの熱演に期待してます☆
玲さんも舞台の上では玲さん自身ではなく
もちろん他で演じた役でもなく
バサラの柴田勝家なんだよねぇ。
時代劇の柴田勝家は髭もじゃでごついんだけど
バサラでのビジュアルはクールな美青年って感じなんですなぁ。意外。
今から1ヵ月後が楽しみですねぇ。
「霊感少女ヒドミ」観ました_c0071983_1655211.jpg

by chloe7513 | 2014-11-06 17:02 | play