バッドエデュケーション
2005年 06月 09日でももっとこれは監督がそう(notヘテロセクシャル)でなければ撮れない内容かなと。臆するところなく男から男への愛と憎しみを描いている。でもアルモドバルの独特の美意識と色彩感覚、俳優のキャスティングのよさが素晴らしく心地よかった。
内容はある意味サスペンス仕立てなんだけど、ストーリーが進みにつれて、う~んと考えてしまう部分もあった。ただそういう心の闇の部分がカタルシスなものを感じさせてくれるといいますか。スペイン国内では酷評だったらしいけど私はこの監督の特にこの作品は好き(「トークトゥハー」は観てない)。
ガエル・ガルシア・ベルナルの3変化っぷりが見事。特に女装は個人的に気に入ってます(笑)ファニー・アルダンをもっと可愛くした感じ。もともとマッチョでごついんだけど目のきれいさがいいんだよなぁ~。あと最後の学生風の容貌もいい。弟系っつーんですか?こんなに少年っぽい魅力もあったんだと。背も高くないし、こじんまりしてて。「モーター・・・」の時よりもっと小柄に思えた。でも相手役のフェレ・マルチネス(この人もめちゃかっこいい!)がスペイン人というよりなんかフランス人っぽくていかにも欧州人って感じだったけど、ガエルはやっぱ体型とか中南米系なんだな~って感じた。
あとガエルの演技の幅にもびっくりですね。これだけ美形でいろんな役が演じられるのはいろんな意味でおいしいぞ。でもハリウッドには行かないで欧州や南米の映画で勝負して欲しいな~(個人的には)。
フェレ・マルチネスはガエルほど出番はなかったけれど知的で力のある目がすごくよかった。久しぶりのときめきでしたわ。「オープン・ユア・アイズ」はまだ観てないので観たいな(ビデオ屋にあれば・・・なんだけど)。
最近サッカー含めてスペインに惹かれつつあります。あ、そういえば映画に出てくる場所もバレンシアとかガリシアとかサッカーファンには馴染みのある地名が。来季はガリシアダービー復活じゃん!とか思ったして(笑)
by chloe7513
| 2005-06-09 23:35
| cinema