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ブラック・ダリア

大好きだった「L.A.コンフィデンシャル」と同じジェームス・エルロイ原作なので公開が大変待遠しかった「ブラック・ダリア」。ブラック・ダリアの殺人事件自体は本当にあった話。ただし事件未解決のまま。同じく母親を何者かに殺されたという(これも未解決)エルロイがその殺人事件にインスパイアを受けこの物語が作られたそうだ。

なんといっても気に入ったのが登場人物のファッション。仕立ての良いスーツを着こなすジョシュ・ハートネット扮するバッキーとアーロン・エッカート扮するリーがほんとにかっこよかった。スカーレット・ヨハンソンの40年代のクラシックなファッションと赤い口紅が似合う。これでほんとに20代前半とはとても思えんのだなぁ、この色っぽさ。顔は「ゴースト・ワールド」の頃とあんまり変わってないけどねぇ。

この映画を観て感じたのは、40年代のアメリカの繁栄とその反対の闇、人間の裏と表。黒髪で黒い服を身にまとうマデリン役のヒラリー・スワンク(この人もめちゃキレイ)と金髪で白い衣装のスカーレットとでこの2人の女性像もうまく対比できていたなぁって思う。その間を行き交うバッキーがなんとなく切なかった。というかバッキーは、この物語の中では言わば狂言回しのような役割なのかもしれないけれど、すさんだ闇の世界に関わり、真実が明らかになって苦悩する彼の姿に思わず共感してしまうのだった。

「L.A.コンフィデンシャル」のように、派手な撃ち合いのシーンは少ないけど、デ・パルマが尊敬していると言うヒッチコックばりの、リーが殺されそうになるサスペンスフルなシーンはホントに怖くて顔がこわばってしまった。ここがこの映画のキモですね。

一見何も関係ないかのように見える事件や人間関係が思わぬところで繋がっていくんだけど、原作読んでないので、いまいち人間関係がきちっと掴めなかったのが、ちびっと自分的に歯がゆかった。人間関係を説明するセリフを飲み込めなかったというか。

現代ものの犯罪映画と違って高級で濃厚なアイスクリームやワインのような感触の映画だなと思う。テイストはけっこう退廃的であるけれど、初めて見た昔のハリウッド映画のようになにかウェルメイドな映画らしい映画。やっぱもう一度観たい。

で、実際あった「ブラック・ダリア事件」もどういう事件だったのか興味深深なのだが、「ブラック・ダリアの真実」という本があるらしい。アマゾンのカスタマーレビュー読むと小説より事実の方がもっと凄いらしい。これも読まねば~
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# by chloe7513 | 2006-11-07 22:07 | cinema

スカパーで甲府戦見ながら書いてる。

古賀の怪我は4週間なんだなぁ・・・。診断結果を裏切って「驚異的な回復力」を見せて欲しいけど。ま、やはり完治することが一番。それにしても今年は選手の怪我にも泣かされたよ、まったく。

明日はU21の試合なんだけどチームも本田も調子が良ければ、スタメンで大いに活躍を期待したいけど、今はできればU21はベンチ入りくらいであまり試合に出て欲しくないんだよねぇ。次節の千葉戦の勝利の方が今は大事だし。まぁ本人はどっちもやりたい、勝ちたいと思ってそうだけど。

なんかU21代表戦ってチケットの売れ行きが芳しくないらしいけど、実際どうなんだろう。観客動員の見込めそうなレッズの選手がいないからかなぁ。
あさってはU21中国代表戦だけど_c0071983_2224594.jpg

# by chloe7513 | 2006-10-23 22:24 | football

第28節 甲府×名古屋

清水戦をものにできなかっただけになんとか今日は勝たないといけなかったはずなのに・・・

BSと契約してないので試合は見てないけど、グダグダな試合だったようで。ここ最近また試合の中でバックパスが多くなってきてやばいなぁ~って思っていたけど、改善されてるどころか、だんだん悪くなってきてそう;

プレッシャーの中でどう繋ぐか、どう攻めるかっていうのがだんだんわからなくなってきて混乱してる感じ。監督も相手に合わせたフォーメーションにしてしまうし。監督も手ごたえのようなものを今のグラに感じてなさそうな(だからあんな騒動があったんだと思うけど)。

今年も降格さえしなければいいか・・・ってな感じでシーズンが終わるのはなんとも言えず寂しいもんだわ。

あと本田の調子がいまいちなので1試合くらい休ませたいけど、25日にはU-21の中国との親善試合が待ってるんだよね・・・。
# by chloe7513 | 2006-10-21 21:33 | Nagoya-Grampus

映画の感想は久しぶりだわ。

そして1年ぶりの柳楽優哉くん主演の「シュガー&スパイス~風味絶佳」です。役の年齢より若い柳楽くんだけど、彼の存在感が彼を19歳の青年に見せていたと思う。

そして私の好きな夏木マリさん!柳楽くんのおばあさん役なんだけど年齢は70歳の役!欧州の大女優のような雰囲気でしたね。ちょっとオーバーアクションで魔法使いのおばあさんみたいだけど、逆にいまどきの若い子なんかに、恋愛に年齢は関係ないと思わせてしまう不思議なオーラがあった。

やはり難を言えばフジの製作なので作りがちょっとTV的。恋愛中の志郎と乃里子(沢尻エリカ)の映像をミュージックビデオクリップ風にまとめるのは安易な感じ。あと沢尻エリカのヘアメイクが今時の女子大生を意識しすぎてて、主人公が憧れる年上の女性という感じに見えなかった(個人的な好みの問題かもしれないが)。巻髪でマスカラバッチリで、逆に幼く見えるというか・・・もっとナチュラルな感じにできなかったんかねぇ?音楽もオアシスやオールディーズ以外のバックに流れるメロディはちょっと甘くてTVドラマ風。マッスルの登場には大いに笑わせて頂きましたが(苦笑)シネコンでポップコーン食べながら見るには、ちょうどこれくらいがいいのかな・・・

それでも柳楽優哉という俳優に興味がなくても誰もが20歳前後に味わった恋の挫折感が伝わったし、それだけ原作の完成度が高かったらこそ独特の世界が作れたのだと思う。アメリカ風でありながら、そこはれっきとした富士山の映像が象徴するように日本であり、普通の恋愛を描いてるようでありながら、社会の格差のようなものが見え隠れしたり。なにげに描かれた世界が意外と深い。個人的に恋愛の部分では、漫画「永遠の野原」に通ずるものがあるように感じた。

映画のラストの柳楽くんの号泣シーンはすごかったな。「星になった少年」の時も思ったけど、彼は役に憑依するタイプの役者さんだと思う。

「星になった少年」「シュガー&スパイス」とフジ製作が続いたので、今後柳楽くんには小作品に出て欲しいと思った。特に「好きだ、」の石川寛監督の作品に出てほしいなぁ。あと犯罪絡みでちょっと影のある役とかね。彼の目の鋭さが生きるのでは?
シュガー&スパイス~風味絶佳~_c0071983_21251098.jpg

# by chloe7513 | 2006-10-10 21:28 | cinema

パソコンが壊れた・・・

デジカメ買ったし、プリンタも買ったし、充実したデジタルライフを送ろう♪と思ってた矢先、私のバイオちゃんが壊れてしまった。

幸いハードディスクに異常はなく、パソが立ち上がる際になんらかの不具合があったようだ。ソニーのテレオペさんから「10/7にお届けします~」なんて言われたのに、昨日になって、交換部品に在庫がないと言われ;トホホ;かれこれ4年前のPCだもんね・・・

新しく買いなおすことができるほど裕福ではないので、とりあえず直るまでネットカフフェにちょこちょこ来ることにした。パルコのセンチュリーシネマ前のパソコンコーナーはパンも食べながらネットできるのでちょっとお徳かも。

でもね・・・ほんとは毎日○ちゃんねるのグラスレが見たいのよね~;会社では見るのは大いにばかれるしね・・・(悲)
# by chloe7513 | 2006-10-06 19:38 | etc.